尾花沢すいかがおいしい
5つの理由

敵地適作黒ボク土 敵地適作黒ボク土

南アフリカ近辺が
すいかの原産地とされています
そのため、日当たりのよい露地で
よく育ちます

すいかは、水はけがよいことが
適地の条件になります
そこで黒くてホクホクとした
水はけのよい軽い土で
黒ボク土と呼ばれる土があります

国土の30%がこの土壌ですが
世界的には1%ほどしかない
希少な土壌なのです
阿蘇山のふもと
下総台地の関東ローム層
そしてここ尾花沢

全国的にみると
この土壌の地が
すいかの名産地になっています

昼暑すぎず、夜涼しい気候光合成と呼吸 昼暑すぎず、夜涼しい気候光合成と呼吸

野菜は、日中に葉の部分で太陽から
受けた光エネルギーを使い
根から吸った水分と
空気中のCo2を基に光合成をおこない
糖やでんぷんを生成し、葉に蓄えます

夜は葉に蓄えた糖分やでんぷんを使って
呼吸をすることで育っていきます
夜の気温が上がるとさかんにおこなわれ
昼間に蓄えた糖分やでんぷんが
消費されてしまいます

しかし尾花沢では
昼は気温が上がったとしても
夜は涼しくなるため呼吸が
抑制されることになります
そのため糖分の消費も抑えられ
使われなかった糖分は果実部に転流され
蓄えられることから
甘く、おいしいすいかになれるのです

ギリギリまで完熟手で交配 ギリギリまで完熟手で交配

メロンなどとは異なり
すいかは追熟しません

もぎたてがイチバンおいしい時
だから、ギリギリまで完熟させること
それが腕の見せどころ

これまでの実績から
交配から積算温度で
1,000度・日が完熟のサイン

ここで判断に困るのが
交配日がいつであるかということ

だから自分たちの手で
交配させる人達もいます。
それが一番確かだから

正確な交配日と積算温度が
完熟日を教えてくれます
最高においしい状態にして届けます

親づる、子づる、孫づる手間ひま惜しまず 親づる、子づる、孫づる手間ひま惜しまず

余計な部分の生長のために
養分を使わないように
親づる、子づる、孫づるの摘芯が
必要になります

本葉5,6枚で親づるを摘芯し
子づるは元気な4本だけ残し
あとは摘芯
孫づるは、ある程度までは摘芯

ここでどれだけ手をかけ
つるを整えることができるか
おいしさに大きな違いがでてきます

大切で
地道な努力が必要とされる作業です
そして、これ全部が手作業
手間ひま惜しまず、実直に
尾花沢の人たちの本領発揮です

一芯三果、養分を集中 一芯三果、養分を集中

果実の大きさが
ソフトボール大になった頃に
ひとつの株に三個を目安に
摘果します

もし摘果しないときは
養分が各果実に分散してしまい
十分に肥大しないうえに
食味も悪くなってしまいます

摘果は養分を集中させ
おいしいすいかにするためには
欠かせない作業なのです

さらにはこの時に
形がいびつな果実、傷がついた果実を摘果し
よりよい果実だけを
生長させるようにします
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